2007年8月15日水曜日

日本企業のIT戦略

日本企業におけるIT戦略の良し悪しを日米韓での比較に
よって、調査したレポートがありました。

以前、このBlogにも書きましたが、MITモデルによれば、情報投資には戦略投資、情報投資、業務プロセス投資、インフラ投資の4つがありますが、一番費用対効果が見えやすい者は、業務プロセス改善投資であり、戦略投資、情報投資は、そこからのアウトプットが見えづらいので、「難しい」投資といえます。

http://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0222.html

企業全体としてITシステムの効果的な活用を実現するためには、3年~5年程度の中期経営計画の中でITシステムの役割を明確化し、中期的なIT投資計画(IT戦略)に反映させることが重要である。この経営戦略におけるIT戦略の位置づけについて調査を行ったところ、米国企業においてIT戦略が経営戦略に明確に位置づけられているとする企業が多いことが分かった。一方、日本企業は「IT戦略が経営戦略に明記されていないが方針は一致」とする企業の割合が高く、韓国企業については、日本企業より「両者の関係が薄い」とする企業の割合が高いことが分かった。

特に日本企業においては、特認のCIOをおくことが少なく、かつそのCIOも経営会議でのプレゼンスが必ずしも高くないために、経営戦略とIT戦略の整合がとられづらい状況がありました。

日本企業が得意である受発注管理などの定常的業務を効率化する「基幹系システム」は汎用コンピュータの導入が進んだ1970年代から見られるクラシカルなIT適用事例といってよい。その一方で、日本企業が苦手なのは、「基幹系システム」において生成されるデータを経営意思判断や市場競争分析などに活用するためにより複雑な分析を行う「情報系システム」である。

確かに、日々の仕事を通じて感じるのは、日本企業のシステム、とくにデータが統合されておらず、散在しているので、経営意思決定に必要な情報をどこから取ればよいかが見えないことがあります。そのたえ、管理会計などの経営管理機能の多くはエクセルなどで「手で」行われることが多く、とても即時性のある、米国企業にはかなわないな、と感じることは多いのです。。

前掲の「ポートフォリオ」の考え方を導入して、バランスよく、IT投資でもリスクをとって、アウトプットを最大化を目指すことが必要です。。そのためには、戦略投資、情報投資の大事さをきちんと説明できるCIOの育成が急務です。。そんなCIOが多ければ、経営とITの乖離も起こらないのですが。。。

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