2007年8月23日木曜日

日本社会の構造について思う

2日連続で書評です。

経営の世界で、日本と米国を比較するときによく言われるのが、日本はボトムアップ型社会であり、アメリカはトップダウンで物事が決まっていく、というものです。

企業の内部も、存在する社会環境から切り離して考えられるはずがなく、日本の企業組織文化は、日本社会の構造そのものを写す鏡であるはずです。

日本社会の特殊性、構造成り立ちなど、非常にわかりやすく示しているのが、中根先生の書籍です。
少々発行年は古いのですが、内容は現在にしてむしろ社会情勢をみるに非常に有益だと思います。



要約すれば、日本は個人と個人の関係に基づく縦社会であり、それゆえに、横方向とのつながりや、縦方向でも、その上位者の間に心理的な結びつきは弱いので、組織の中にオートノミーが発生しやすいということだと思います。

トップダウンが効かず、しばしば小組織の暴走がおきる日本型組織の構造を、鋭く抉り出した名著だと思います。

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