2007年8月31日金曜日

Google アプリ

使えば便利なのですが、社内のOfficeスイートは残念ながらすべてMS製品なので、
使うに使えませんでした。Google D&S..

http://journal.mycom.co.jp/news/2007/08/30/028/

結構動きが重かったり、MSで作ったファイルを開いたりすると、フォーマットが
化けたりしますが、Google社内で使われていれば、そのうちさらにパワーアップして、
OfficeスイートはGoogleで、と言った日も近いのでしょう。。

2007年8月30日木曜日

携帯OSのシェア状況について

本日は技術的な話題です。

仕事の関係で、たまたま携帯OSのシェア状況を調査することがあった。

現状SymbianOSが事実上の独占的なOSになっていて、パソコンでのWindowsの
ような存在になっている。
その他の陣営は、Linuxを採用しているようだが、徐々に少なくなっているようだ。。
詳細は以下です。。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070622-00000022-inet-inet

このSymbianOSの特徴は、携帯端末用でありながら、高度な非同期処理(Thread含めて)
や、C++開発環境でのメモリ管理をきちんとやって、メモリリークの可能性を
低くしているとのこと。

その昔、Solarisのカーネルをいじっていたときに、あんなに枯れているUnixでありながら、
アプリによっては、見事にメモリリークを起こされたことに閉口したが、OS自身が緩々で、
さらにユーザーアプリがカーネル空間に触れる某OSを見ては驚いたものだった。。

OSの技術革新は、目に見えやすいサーバー、クライアント分野だけでなく、
組み込み系にも確実にすすんでいるようだ。。

2007年8月28日火曜日

オープンソースを考える その弐

今朝、会社に来る途中に渋谷の駅で、いわゆるフリーペーパーを配っていた。。
一昔前ならば、数百円の値段を取れたいたものが、今では、ただでもなかなか人は受け取っていなかった。

ソフトウェアの世界では、すでにオープンソースで、世界中から最良のソフトを
無償で手に入れられるようになり、スーパーエンジニアたちは、本業では、
あまり稼げなくなっているとも聞く。

フリーペーパーがそうなってしまったのは、Blogなどによって、かなり詳細な情報がただ同然
で手に入るからであって、つまるところ、ソフトの世界で起きていることが、情報産業全体に
広がっているんだと、暑い中汗も拭かずに雑誌を配っているアルバイトらしき人たちを見て思った。

フリーペーパーの収入源は広告収入といったところになるんだろうけれど、あれだけ、
紙媒体がただなのに、受け取っている人が少ないところを考えると、大変だとひとごとのように感じてしまった。

今、規制に守られて、その大転換から守られている情報産業は、テレビ業界なのかもしれませんが、
YouTube,にこにこ動画、などの台頭によって、どう業界が変わっていくのか、ということを考えた。

2007年8月27日月曜日

オープンソースとベンチャー その壱

ベンチャー企業の技術の事業化を支援する仕事をすることが時々あります。


いろいろなベンチャーがありますが、最近つとに頭を悩ませているのが、ソフトウェア企業の
しかも、OSや言語などの基礎コンポーネントを開発している企業です。

ご存知の人も多いと思いますが、IT業界のそのようなコンポーネントはほぼすべて、
シリコンバレーの米企業に牛耳られています。。OSのMicrosoftしかり(シリコンバレー企業ではありませんが^^;)、
OracleのDBしかりです。。

しかしそのような会社でさえ、最近はオープンソースの流れには逆らえず、コモディティ化した
製品から、収入源を移行する戦略をとっています。。

そのような状況なので、基礎的コンポーネントを開発する、しかも日本のベンチャー企業となると、
かなり”厳しい”状況になります。。。

自分としては、こういった基礎技術を大事にしていかないと、Wintel連合ではないですが、業界全体の
”パイ”をすべて持っていかれてしまうので、なんとか支援して育っていってほしいと思っているのですが。。

なかなか、一筋縄ではいかないのです。。

このテーマは、IT業界にとっては、根の深いテーマだと思いますので、気にかけて、このブログにも書いていきたいと
思っています。

2007年8月26日日曜日

拡がるSaas

IBMがSaas分野へ進出するとの記事がありました。

http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20070824nt05.htm

IBMといえば、従来型の、システム資産を社内に囲い込んで、情報部門が管理し、社内ユーザーにサービス提供をしていたモデルの最右翼でしたが、じょじょにSaasへ移行していくのでしょうか。
破壊される技術と、破壊的技術両方を社内に取り込んでいく戦略のようです。

テレビ電話会議システムは、必要なんだけれども、システムを導入、維持するのに莫大なコストがかかり、かといってSkypeではこころもとない、と感じるユーザーは多いでしょうから、固定費を完全に変動費化できるSaasはビジネスモデルとしての相性がよいのかもしれません。

2007年8月24日金曜日

Google Mapsの利用が加速しそうです。

すごい機能がまたGoogleから発表されました。

http://www.google.com/intl/en/press/annc/embed_maps.html

GoogleMapsでは、今までも自分の好みの地図を自分のページにリンクを張ったり、
GoogleAPIに長じていれば、自分のページに埋め込むこともできましたが、
今回のものは、APIなど知らなくても、単純にHTMLを自分のページに貼り付けるだけで、
地図が表示されます。

ITはあまりわからないけれど、Mapsを自分のビジネスに取り込みたい人や、知人にメールで
場所を送るよりも、自分のブログを覗いてもらう、といった使い方が楽にできますね。。。

アイデアはもっとたくさんでてくると思います。皆さんはいかがですか?

ためしに、以前勤務していた企業近辺の地図を表示してみました。


拡大地図を表示

2007年8月23日木曜日

日本社会の構造について思う

2日連続で書評です。

経営の世界で、日本と米国を比較するときによく言われるのが、日本はボトムアップ型社会であり、アメリカはトップダウンで物事が決まっていく、というものです。

企業の内部も、存在する社会環境から切り離して考えられるはずがなく、日本の企業組織文化は、日本社会の構造そのものを写す鏡であるはずです。

日本社会の特殊性、構造成り立ちなど、非常にわかりやすく示しているのが、中根先生の書籍です。
少々発行年は古いのですが、内容は現在にしてむしろ社会情勢をみるに非常に有益だと思います。



要約すれば、日本は個人と個人の関係に基づく縦社会であり、それゆえに、横方向とのつながりや、縦方向でも、その上位者の間に心理的な結びつきは弱いので、組織の中にオートノミーが発生しやすいということだと思います。

トップダウンが効かず、しばしば小組織の暴走がおきる日本型組織の構造を、鋭く抉り出した名著だと思います。

2007年8月22日水曜日

久々に書評です。






キャリア論の権威の野田先生と、金井先生の著作で、リーダシップの旅、リーダーシップ論の本になります。



今まで読んだ中で、残念ながらリーダーシップ論の本は、稚拙なカリスマリーダーシップ論に偏りがちで、それを読んだ「青年」たちによる害毒のリーダーシップに辟易しておりましたが、この本は、初めて読後に満足感を得られるリーダーシップ論の本でありました。。



さすがに、その世界の一流が書いた本は違うと感じます。



書中にありますが、そもそもリーダーシップなどというものは、それが皆の目に見えるようになってから、語られるようになるので、たとえばキング牧師がいきなりカリスマであったはずもなく、まずは自分の思いを、自分自身で確かめるところから始まるはずであり、その過程で「振り返ると」仲間がついてきてくれた、というのがすべてのリーダーの原点なのではないでしょうか。。



調子の良いときだけもちあげ、その言動その他の枝葉末節な部分にこだわる稚拙なリーダーシップ論とは一線を画する良書だと思います。

2007年8月21日火曜日

アーンドバリューマネジメント EVM

日本企業のシステムインテグレータに対してのコンサルティングをしていて、最近話題になるのが、進行基準による、プロジェクトの収益性管理です。。

管財の枠組みで言えば、財務会計的には、日経をにぎわしている、2009年問題など、国際会計基準への対応を含めて、気になるというのはわかるのですが、それもまだどのような形になるかは定かではなく、まだあわてても仕方ない気もします。

問題なのは、管理会計的に、収益性管理を実際の収益性に近づけて管理したいと言う要望なのですが、(管財一致の名の下に財務で仕方なくやるのだからついでにといった側面も含めて)これがなかなかの曲者です。。

伝統的に日本の、即にシステム会社の、進行基準は、費用性の観点からだけの進捗管理であり、たとえば、予算を50%消化したら、50%の進行という、大雑把なものでした。。そのため、今現在どの程度、プロジェクト計画の中で、儲かっているか、存しているかの基準が曖昧で、「ずるずると」プロジェクトがすすんでしまうということが間々ありました。。

EVMは、アメリカ国防総省の時期戦闘機開発プロジェクトで有名になった、プロジェクト管理手法であり、進行管理を費用面からだけではなく、スケジュールもあわせて管理し、現時点でのEarned Valueをきちんと管理していく手法になります。。そのため、大幅なスケジュール遅延は、即コスト高、収益減となることがわかるので、プロジェクトを「やめる」意思決定が可能になります。。昨今、注目されてきたプロジェクトの収益性管理手法です。

よく、日本のプロジェクトは、撤退が苦手、と言われることが多いですが、このようなプロジェクトの収支管理の点からも原因があるように思います。

2007年8月20日月曜日

Saasの現在

SalesForceの1stQの業績が発表されたようです。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0708/17/news042.html

興味深いのは、1000口以上の顧客が爆発的に伸びているとのこと。

いままでは、導入費用の低さや、運営コストの低さで、どちらかといえば中小企業
向けのビジネスモデルだと考えられていた、Saasですが、記事にもあるとおり、
カスタマイズの言語なども充実するにつれて、安く基本機能さえ使えれば良い顧客と、
多少は金額が上がっても、カスタマイズしたい顧客それぞれのニーズを捕まえられる
ようになったようです。

必然的に、大規模ユーザーにも浸透していくのでしょう。。

まさに「破壊的技術」を地で行く技術だけに、ソフトウェア業界の3巨頭(S,M,O)が
どのように防衛するのか、今後が楽しみです。(以前の記事より↓)
http://prudentia-prudentia.blogspot.com/2007/05/blog-post_25.html

2007年8月16日木曜日

史上最速成長ソフト企業

ただの噂か、本当かは自分でも確かめていないのでわかりませんが、
驚異的なスピードで成長するVMWareがついにIPOするようです。
数年前まではわずか300名足らずだったVMWareの従業員が
現在は3000名ほどまでに膨れ上がっているとの事。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0708/15/news009.html

知人が1名エンジニアとして入社しているので、気になる存在です。
仮想化技術、特にVMotionのデモを見たときは、非常に驚きました。

遊休のH/W資産はどこの企業でもあたまを悩ませている問題なので、
(どこのサーバーも平均でCPU使用率は30%に満たない事が多い)
今後のビジネス展開もしばらくうまく続きそうです。

2007年8月15日水曜日

日本企業のIT戦略

日本企業におけるIT戦略の良し悪しを日米韓での比較に
よって、調査したレポートがありました。

以前、このBlogにも書きましたが、MITモデルによれば、情報投資には戦略投資、情報投資、業務プロセス投資、インフラ投資の4つがありますが、一番費用対効果が見えやすい者は、業務プロセス改善投資であり、戦略投資、情報投資は、そこからのアウトプットが見えづらいので、「難しい」投資といえます。

http://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0222.html

企業全体としてITシステムの効果的な活用を実現するためには、3年~5年程度の中期経営計画の中でITシステムの役割を明確化し、中期的なIT投資計画(IT戦略)に反映させることが重要である。この経営戦略におけるIT戦略の位置づけについて調査を行ったところ、米国企業においてIT戦略が経営戦略に明確に位置づけられているとする企業が多いことが分かった。一方、日本企業は「IT戦略が経営戦略に明記されていないが方針は一致」とする企業の割合が高く、韓国企業については、日本企業より「両者の関係が薄い」とする企業の割合が高いことが分かった。

特に日本企業においては、特認のCIOをおくことが少なく、かつそのCIOも経営会議でのプレゼンスが必ずしも高くないために、経営戦略とIT戦略の整合がとられづらい状況がありました。

日本企業が得意である受発注管理などの定常的業務を効率化する「基幹系システム」は汎用コンピュータの導入が進んだ1970年代から見られるクラシカルなIT適用事例といってよい。その一方で、日本企業が苦手なのは、「基幹系システム」において生成されるデータを経営意思判断や市場競争分析などに活用するためにより複雑な分析を行う「情報系システム」である。

確かに、日々の仕事を通じて感じるのは、日本企業のシステム、とくにデータが統合されておらず、散在しているので、経営意思決定に必要な情報をどこから取ればよいかが見えないことがあります。そのたえ、管理会計などの経営管理機能の多くはエクセルなどで「手で」行われることが多く、とても即時性のある、米国企業にはかなわないな、と感じることは多いのです。。

前掲の「ポートフォリオ」の考え方を導入して、バランスよく、IT投資でもリスクをとって、アウトプットを最大化を目指すことが必要です。。そのためには、戦略投資、情報投資の大事さをきちんと説明できるCIOの育成が急務です。。そんなCIOが多ければ、経営とITの乖離も起こらないのですが。。。

2007年8月13日月曜日

またかよ。。

と、つぶやいてしまいました。。

せっかく8%の営業利益を達成して(ちなみに、ですが、米国企業には
経常といった概念がなく、営業利益のあとはEBITを書くのが一般的です)
、復活したかに見えたSunですが、また同じことを繰り返すようです。

http://japan.internet.com/finanews/20070809/12.html

せっかく、利益がでたなら従業員にも還元しろよなー、とつぶやいてしまいました。。

いくら米国企業とはいえ、ステークホルダーは、株主だけではないだろうに。。

Sunはエンジニアを大事にして成長してきた会社だろうに。。

2007年8月11日土曜日

SunのNiagara2に思う。

SunがNiagaraの後継MPUを開発したそうです。

http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20070808D2M0800C08.html

以前から、32スレッド同時実行でしたらから、64スレッドになって倍の
並列処理能力になったということです。

一昔前のStarFireが64CPU(=同時処理数)でしたから、2Uほどのスペースで
冷蔵庫大のサーバーの代わりになろうとしているのですから、隔世の感があります。。

Sunが従来から得意な領域で、さらにその強みを発揮するサーバーですので、
やはり単純にクロック数の優劣が勝敗を分けるような分野では、需要が少ないよう
に思います。。メリットとしては、並列処理能力を生かして、
  1. 消費電力あたりの処理能力
  2. 省スペース

といったところでしょうか。ただ注意しなくてはいけないのは、64スレッドまで
単純にスケールするわけではなく、アプリケーション側のスレッディングが
うまくいっていないと、「普通」のサーバー以下になってしまうことでしょうか。。
そのあたりの癖のある特性を引き出せるエンジニアであれば面白い素材には
なるのでしょうね。。


これから主流になっていくであろう、Google型のネットの「あちら側」企業にどれだけ
支持されるかが注目です。

彼らのような新しい世代のエンジニアは、ウィキノミクス的な製品に強く惹かれていますので、
どうそこをLinuxコミュニティーから切り崩していくのかが見ものです。。

2007年8月8日水曜日

情報投資について

以前紹介したかもしれませんが、情報投資とその効果について、また一考です。

有名なソローパラドクスによると、生産性とIT投資の間には、明確な相関がないということが、ながらくパラドクスになっていましたが、MITのブリニョルフソンが下記の論文で、見事にその説を覆しています。

http://digital.mit.edu/research/papers/138_Erik_Intangible_Assets.pdf

要約すれば、IT投資を生かすも殺すも、その組織の新しい文化に対する柔軟性によるということです。
IT投資に限らず、これからの組織は柔軟性がひとつのキーワードになるかもしれません。

2007年8月6日月曜日

経営戦略ってやっぱり大事

久しぶりの投稿になります。暑さでへばっていることもありますが、プロジェクトにとりこまれていて、なかなかブログに手が回らない状態です。。と言い訳しつつ。。

今日のお題は、今やってるプロジェクトに関しての話題にです。

その顧客は、経営管理の一環として、管理会計の指標を導入しようとコンサルを依頼して来ました。ご存知のように管理会計は、制度会計とは違って、まったく自由に自社が必要とする経営指標を「抜き出して」くるものですが(原価計算が管理会計とほぼ同義になってしまっていますが)、まったく自由でよひいため、そこには経営の「意思」が必要になります。

こういった、経営の「意思」が必要な領域が、日本企業がもっとも苦手とする分野のように思います。マーケティングの分野なども同様です(一部の日本企業では、マーケなど営業補助、ぐらいの感覚しかないところもあります)。

もっとも管理会計で導入されているものは、予算管理ですが、これは管理者側からの締め付けに非常に有効であったために重宝がられているためで、本来の目的で使われているかどうかは疑わしいものがあります。。

さて、その管理会計ですが、経営の「意思」を全社で統合するためのものが「経営戦略」になります。三品先生の戦略不全の論理にもありますが、戦略の本質の一つが統合です。

つまり、先に出たマーケティングや、オペレーションといった諸所の活動を統合するものが、経営戦略であり、そのためつまり、管理会計は、経営戦略に芯が通ってないと、同業者が管理している指標を真似ることが目的になったりと、「自社のために」経営活動をモニターするための管理会計でありながら、結局は人まねに陥っている、といったことが、日本企業には非常に多いように思います。。

たとえば、経営戦略で、外販を強化するのであれば、外販に関連した指標を管理するべきであるし、他の指標は管理するものが増えれば増えるほど、ITシステムの費用も係り、また人的費用もかかります。

経営戦略は、企業活動のすべてではありませんし、経営戦略そのもののコンサルティングテーマは減っているとは思いますが、それでもなお、やはり経営の重要な一要素であるとは思います。