2007年5月28日月曜日

おごれるものも久しからず。MicrosoftとYahooの提携話に思う

自分の研究分野は、提携戦略なのですが、最近の大きなトピックとしては、YahooとMicrosoft
二社の提携話です。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0705/05/news003.html

どちらも90年代後半のInternet興隆期には絶大な力をもち、自分の資源は
すべて内部化し、他の巨大企業との提携などあまり関心がなかった企業です。

今回の提携の背景にはもちろんGoogleの興隆があり、そのために仕方なく提携をすすめているというのが現状のようです。

一般に提携によって可能な価値創造は、3種類あり、
  1. 提携によって絶対多数をとってしまい、その輪の参加者だけで規格などの決定権を握ってしまう
  2. 自分にない資源を持つ相手と提携し、あたらしいイノベーションを起こす
  3. 自分にない技術を学習する。

今までのMicrosoftはWintel連合を作り、1の提携メインだったものが、仕方なく2の提携に踏み切ったというところが現実と考えます。。

ただ、この提携に対する態度にも2つあり、資源の内部化ができなかったための「仕方なし」の後ろ向きの提携か、積極的に他社の資源を利用しに行く提携とはその後の実りも大きく違うというところが難しいところです。

多くの企業は力のあるときは、半ば強引に内部化を進めますが、ちからが衰えてくると、仕方なしに弱者連合としての提携に踏み切り、えてしてそのような提携の成果は芳しくありません。

今回の提携では、MicrosoftがYahooをM&Aで強引に内部化しようとしたところ、Yahooから拒否をされたとの事ですが、そのこと自体がMicrosoft時代の終わりを予感させるものであり、Googleの興隆によって仕方なく企画された提携である限り、どのみちその成功確立は低いといわざるを得ないと考えます。

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