2007年5月14日月曜日

イノベーションはマネジメントできるか??ルースカップリングとゴミ箱モデル

研究開発など、イノベーションが鍵になる分野では、イノベーションを以下に効率よく行うか、管理するかと研究がされてきました。3Mの15%ルールなどは、最も有名なもののひとつですし、C.クリステンセンのイノベーションのジレンマは、そのテーマを科学的、統計的に研究したことで、一躍大ベストセラーになりました。

そのイノベーション論の中でも、有名なもののひとつにルースカップリングとゴミ箱モデルというものがあります。

従来のイノベーションをプロセス面から見たものですと、顧客が何をほしがっているかを調査し(マーケティング的に)、内部資源・技術としてなにがあるかを探索し(ナレッジマネジメント・知財管理など)両者を結びつけるプロセスによってイノベーションが起こされる、とされてきましたが、このモデルだとうまくイノベーションを説明できないと言うのが、ゴミ箱モデルを提唱したJ.K.Marchらの主張です。

ルースカップリングとは、まずイノベーションに係る事柄を4つの独立した【流れ】として捉えます。
  1. 問題
  2. 解決策
  3. 参加者
  4. 選択機会

従来のプロセス論では、3.参加者が、2と1の最適な結びつきを、得られたデータから見つけ出すというものですが、ルースカップリングでは、これらの4つの要素は互いに1対1の関係をとらずに【緩やかに】結びついているものとされます。

次のゴミ箱モデルでは、解決策にいたるイノベーションは、【適切なタイミングで】これらの4つの流れがひとつの【ゴミ箱】の中に放り込まれたときに、なされるというものです。

ですので、イノベーションをマネジメントするにはい、以下によい4つの流れの緩やかな結びつきを維持し、適切なタイミングでそれらをゴミ箱に放り込むかということが大事になります。

R&Dを担当されているかたは、この理論が経験を裏打ちしていると感じることが多いようです。

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